名勝・縮景園

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この庭は広島藩主浅野長晟が別邸に築いたもので、作庭者は茶人として有名な家老の上田宗箇です。縮景園という名称は、いくつもの景勝をあつめて縮めて表現したことによる、中国杭州の西湖を模して縮景したことによる、などと伝えられています。

縮景園 | http://shukkeien.jp/

園の中央に掘られた濯纓池に大小の島が浮かべられ、周囲に山を築いて渓谷や橋、茶屋、四阿などを配置して、これらを回遊できるようになっています。

縮景園は昭和15年に国の名勝に指定されました。

戦時中は空襲時の市民の避難先に指定されていたため、被爆直後の園内は多くの被災者で溢れました。命を落とした被爆者の遺体は荼毘の火が米軍機の目標にされることを避けて火葬されず、園内の丘に埋葬されたそうです。原子爆弾により壊滅状態になりましたが、戦後、もとの景観をとり戻すべく整備が進められ、復元されました。

悲しい歴史を持つ庭園ですが、今ではほぼ元の姿を取り戻しています。美しい庭園では四季折々の花を楽しむことが出来、梅や桜の名所としても有名です。